NIKKI

不思議の国のアリス

2026年9月1日

うさぎの国がある。仮にワンダーランドと呼ぶ。

人間の世界とは扉一枚で隔てられており

その存在は人間にほとんど知られていない。

ある人間が、うさぎを一匹助けた。

その礼として、彼はワンダーランドへ招かれる。

彼は兎たちに儀礼を尽くし、彼等からの要望を人間の知恵によって解決した。兎たちは報酬として彼に永住権を渡し、彼は兎たちと仲良く生きていく。

ある日、若い兎が扉を渡るところを、人間の政治家が見た。

政治家は、ワンダーランドへの滞在権を人間の側にも与えてほしいと申し入れる。

若い兎はその場では答えず、国へ持ち帰って事情を話した。

以下の問いに答えよ。

問一 兎たちと人間が結びうる取り決めを三つ挙げ、それぞれが誰のどのような利害に応えるものかを述べよ。

問二 問一で挙げた取り決めのうち一つを選び、それが破綻に至る道筋を論じよ。

問三 ワンダーランドの内部に生じる対立を、条約を結ぶ権限が誰にあるかという点にふれつつ述べよ。

問四 両者のあいだにある力の差は、対等に書かれた取り決めを、

どのように不対等な現実へ変えるか。人間の歴史における実例を一つ挙げて論じよ。

問五 仲介者である彼が死んだのち、この関係はどうなるか。あなたの考えを述べよ

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