脱「貧困」への政治
雨宮処凛、中島缶志、宮本太郎、山口二郎、湯浅誠
2026/01/09 17:53
内容
以下、本文からの引用となる。 加藤容疑者は、事件の三日前に作業着が見当たらないことにキレて、無断退社した日の夜、こう書いています。 「それでも、人が足りないから来いと話が来る。 俺が必要だから、じゃなくて、人が足りないから。 誰が行くかよ」 「誰でもできる簡単な仕事だよ」 代替可能な、付け替え可能な自己、 「あなたじゃなくって誰でもいいんだよ」 ということを突きつけられると、人間は存在の根拠を失ってしまう。この圧力が「誰でもよかった」殺人につながっている気がします。 戦後保守をリードした福田恆存は 「人間・この劇的なるもの」(新潮文庫)の中で、次のように言っています。 「私たちが真に求めているものは自由ではない。 私たちが欲するのは、事が起るべくして起っているということだ。 そして、そのなかに登場して一定の役割をつとめ、 なさねばならぬことをしているという実感だ。 なにをしてもよく、なんでもできる状態など、 私たちは欲してはいない。 ある役を演じなければならず、その役を投げれば、他に支障が生じ、時間が停滞するーほしいのは、そういう実感だ」
感想
貧困がずっと私の延長線上にあると感じる。 渋谷のホームレスが私の未来だといつもいつも感じる。 そしてそうしてしまったのは私なのだと思う